ソフィア国立歌劇場のツアーをなんとか無事に終え、
すぐウィーンに飛び、
3日後にはオーストリアの日本大使館主催のコンサートで、
ウィーンの老人ホームで演奏会をしました!
このプロジェクトは、
3.11の大震災があった際に
オーストリアの皆さまにたくさん助けて頂いた。
その時のお礼の気持ちを込めて、
演奏会に行きたくてもなかなか足を運べない方々のために、
こちらから音楽をお届けしよう、という内容のものでした。
コンサートの題名は"Japan sagt DANKE" (日本からありがとう)
というもので、ドイツ歌曲、日本歌曲、オペラアリアを歌いました。
このコンサートの直前、
私は祖母のいた老人ホームで歌った時の事を思い出していました。
祖母は涙を流して聴いていて、
他の入居者さん達も、とても喜んで下さいました。
ドイツ語を母国語とする方々の前でドイツリートを、
そして自分の国の歌を歌うのはとても緊張しましたが、
今回の演奏会も、祖母のところで歌った時と同じように
皆さんに楽しい時間を過ごして頂きたい、と思い、
心を込めて歌いました。
演奏会では一人ひとりの方と目が合い、
手を振って下さる方や、歌いながら客席に行った時に
しっかりと手を握って下さった方、
体を揺らして一緒に歌って下さった方、
それぞれの方がそれぞれの方法で音楽に身をゆだねているのが
とても近い距離で見え、最高に充実した時間でした。
歌をうたっていて良かったな、と心の底から思いました。
こちら、終演後の写真です。
ピアニストの斉藤雅昭さんと☆
この経験や思いを糧に、
これからも頑張りたいと思いました。
今は、12月5日、7日のリサイタルの準備の大詰めです!
詳細記事、明日にはアップします!!
気合い入れて行きます♪♪